会社の携帯を支給してもらうことに成功しました。
使い始めてから1ヶ月ほど経ちましたが、朝、オフィスで席についてからトップスピードで生産的な活動に入れる点で、思った以上の効果が出ています。
実は昨年の復職後すぐから交渉していたのですが、担当業務は企画書作り、データ分析、プロジェクト管理なので、個人型デスクワーク。打ち合わせはたくさんありますが、問い合わせ対応というと社内外どちらともすることがなく、電話もかかって来ず(そういえば、1年で5回くらいしか電話かかってきてないかも)、上長からは「必要ないでしょ」くらいの言われようでした。

社携帯がないと何も情報が得られなかった
私の職場はセキュリティ規定で私用携帯や自宅のPCから職場の情報にアクセスすることが出来ません。メールもスケジュールも会社に着くまで見れない状態でした。
これは企業や職種によって様々なようで、
- 家のPCから職場のデスクトップにアクセス可能
- 固定電話廃止でそもそも全員が社携帯持ち
- SIMカードが会社から配られて私用の携帯を使う
ところもあるなど羨ましい限りなのですが。転職でもしない限りそんな姿にはならない気がします。とにかく規定を厳しくして指定のデバイス・場所以外からアクセスさせない方針と、セキュリティを徹底した上で社員を信用する代わりに成果を追求する方針に、二極化しているのかもしれません。
どうしてもメールが気になるときはモバイルPCを持ち帰っていたのですが(これもデスクトップ支給のママ同僚から羨ましがられていた…もうちょっと頑張ってほしい我が社)、保育園帰りに子どもに「抱っこ」と手を伸ばされると、背中のPCが余計にズシンと重く感じました。携帯が支給されてからは、テレワークの前日以外PCを持ち帰ることはなくなったため、荷物が軽くなったのもありがたポイント。
ワーカホリック系ママ社員が感じる社携帯のメリット
メールが読める
時短勤務で16時半に退社すると、翌朝メールが溜まっています。退社後に届いたものもあれば、朝の早い上司から届いたものもあり。
これを9時に座ってから「さてと」と読む→消化する→返信を考えていると、小一時間どころかお昼になっていることも。携帯を持ち帰れて、夕飯を作りながら、ムスメが寝た後、起きてくる前、通勤時間、はたまた出社時のエレベーターの列に並びながら読んでしまって、席に着く前に返信内容の検討をつけておくのでは速度が違います。
働く時間が短いと打ち合わせで1日が埋まってしまうこともあるので、産前は夜な夜な残業してやっていた資料をまとめたりデータ分析をする時間を確保するのが難しいのですが。携帯を持ってから、出来るだけ作業的なメール返信をコンパクトに終わらせて、生産活動に時間を使えるようになった気がします。
チャットが使える
時短勤務者の定時前って慌ただしいですよね、ココまで終わらせたいので、ギリギリまで粘ってダッシュで退勤が日常です。乗りたい電車○分で、何分に立ち上がればセーフか把握してるのは私だけじゃないはず。
帰り際に同僚に確認したいことがあっても、話しかけたが最後退勤が遅れるのが怖いので、そんな時は同僚が席にいることを確認したのち、駅に着いてから電車を待つ間や、場合によってはオフィスの下りエレベーターを待つなんてスキマ時間に社内のチャットツールからメッセージを送り、確認しています。
最初の頃は「え、さっき帰ったのに?」とギョッとされたのですが、周囲も慣れてくださったようです。電車に乗っているときにふと、「あ!!!やり忘れた!!!」と思った事項があったら、ササッとチャットで同僚に依頼することも可能です。職場の皆様いつもありがとうございます。
スケジューラーが使える
スケジューラーが使えるメリットはある種、メールやチャット以上。情報のリアルタイム性というのは、こんなにも重要なのかと思わされます。
- 退社後に急遽入った明日の会議に備えられる
- 子どもの体調が怪しい時に職場のスケジュールを確認できる
- 私用の都合の出勤時間・テレワーク日の変更をその場で思いついた時に登録できる
仕事以外のスケジュール管理はTime Treeというアプリを使用しており、家族には見せずに自分だけ見えるよう仕事のスケジュールも登録しています。携帯を支給される前は退社すると職場のスケジュールは見れなくなるのでTime Treeに書き写すのがマストだったですが、今は書き写しは絶対ではなくなりました。
それでも書き写しは継続しています。家族やプライベートの予定の一覧で確認できることかその理由。情報を一箇所に集約しておくことで避けられるミス(ダブルブッキング等)もあります。携帯が支給されてからは、この書き写し作業を行き帰りの電車の中でやるようになりました。通勤電車の中で両手にiPhoneを持ってカタカタいじっている人がいたら、私かも知れません。

上司にはじわじわアピール
携帯の支給については、上司と1年に渡る攻防!?があったのですが、今となっては退社後も連絡が取れることにホクホクしているようです。 もっとも、朝、席に着くなり「さっきのメールなんですけど」と上司に話しかけて、ギョッととされましたこともありましたが。
これについては労務管理の立場から是非の議論があります。→後編に続く。

Least Cost More Value.
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