ワーママの働き方

「2歳まで育休を取るつもりです」、は言う場をわきまえたい

職場では人事に所属しています。

担当しているのは、データ分析やプロジェクト推進。で、その片隅でしっかりやっているのが、育休中の社員や復職後の社員に関わる施策への口出し。そんな中、先日、事件がありました。

休業中の社員とのコミュニケーションを担当する方が、「『2歳まで育休を取るつもりです』と宣言されたんです。」とワナワナ気味でやってきました。

これを聞いて、「ついに、出たか。」という心の声。

給付金支給が延び、2年近く休業する人が増加

育児休業は、現在でこそ最大で2歳まで、育児休業給付金も2歳まで出るようになりましたが、給付金がここまで延びたのは2017年の10月とつい最近の話。調べてみると育休開始から6ヶ月間の給付率が2/3になったのも5年前。

法施行 給付率 最大期間
2010年4月 50% 1歳6ヶ月
2014年4月 67%(180日)→50% 1歳6ヶ月
2017年10月 67%(180日)→50% 2歳

法施行後に育児休業を開始した場合に適用になる法改正なので、現在年長クラスのお子さんをお持ちの方は給付率が全期間50%だったということになります。私が育児休業を開始したのは2017年上期だったので、給付金の支給は最大で1歳6ヶ月まででした。(2歳まで出るけど、と思い込んだまま1歳で復職しました…)

実感値からも、平均休業期間が徐々に延びています。育休が1歳6ヶ月の頃は4月に合わせて1歳未満や1歳前後で復職するのが当たり前でしたが、この4月は2歳近くまで取った人の方が主流。「育休は2歳まで取るつもりです」が制度的にも、金銭的にも(ここは個人差ありますが)成り立つようになりました、あくまでもごく最近。

会社にはいろんな人がいます。復職後に無用な摩擦を産むのは残念だし、これからの世代に誤解を持たせるリスクのあるこのセリフ、「公言しないで欲しいな」と思った次第です。5年経ったら変わってるかもしれないし、言い方もあるけど、少なくとも今は。

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世界の産休育休:香港・シンガポール・アメリカ・カナダ

かくいう私も過去に苦い失敗談があったことを思い出しました。

産前は仕事で海外出張に行くことがありましたが、産後復職したばかりだという香港の同僚に「産休育休はどれくらい取ったの?」と無邪気に聞いてしまったのです。

10週間※ という回答を聞いて驚いていると、「日本はどれくらいなのか?給料は保障されるのか?」と突っ込まれ、「条件によって1年以上休めて、その間政府から給料の一部が給付される」と説明したところ「信じられない」と強めに言われたのです。香港は産休のみで育休が無いのです。
※産前産後で10週で給付金は雇用主負担、2018年に14週に法改正。シンガポールも16週と短い。

なかなか強い女性の多い職場だった、というのもありますが、日本の制度が世界的にそこまで充実しているとは知らず。日系企業の本社社員に対してナショナルスタッフが「日本人だけ不公平だ」と思っていることはあるあるなので、政府の制度の違いと言えど余計な情報を与えてしまって「知らないって怖い」と実感した事件。

香港やシンガポールは、祖母が生後2-3ヶ月から日中子どもの面倒をみる(場合によってはお手伝いさん付きで)のが当たり前なので、「保育園」に預ける日本とは異なります。制度上長く休めないので祖母が見るのか、面倒見てもらえるから制度が変わらないのか、おそらくニワトリとタマゴですね。

アメリカも香港同様に育休がなく、産後12週で無給。カナダは日本に近い制度で1年6ヶ月で給付あり。要は、日本って育休の充実が北欧カナダ並みでめちゃくちゃ恵まれているのです。保育園不足は別問題。

本音と建前の使い分け

人事としてはやはり「早く戻ってきてほしい」前提に立っています。

働きやすさ、退職防止、採用力、この辺りを考えて制度は充実していきます。一方で、大切に育てた戦力を何年も休ませておく余力がある企業ばかりでなく、休む期間が長くなるほど社内は変わっていきますので、長くなるほど復職後のキャッチアップに時間がかかるでしょう。

かくいう、私も2人目をもし産むなら2年近く取りたいな、何月に産むとベストかな、と皮算用しているので、これがママとしての本音。

会社に対する建前と、いち従業員としての本音。
使い分けていきたいものです。

Least Cost More Value.
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