生活のコツ

家事時短の秘訣は「距離」

まめか
まめか
毎日の保育園準備、あっちこっちにモノを取りに行っていてなんだかムダ!

思い立って、オムツの保管場所を変えたところ、動線が劇的に改善してササっと準備できるようになりました。本当にちょっとのことなのですが、ストレス軽減。

家事ってひとつひとつはそこまで時間がかからないものが多いのですが、チリも積もれば山となって、やってもやっても終わらない。ちょっとの工夫で、そのチリが減っていけば山も小さくなるはずだと信じて、いつも家事時短の方法を考えています。

まめか
まめか
普段は人事ネタ書いていますが、元はといえば製造業の生産現場や物流倉庫などで用いられる業務プロセス改善のキャリアが一番長いワタシ

お家の中の業務プロセス改善についてご紹介したいと思います。

家事時短のコツ3パターン

まめか
まめか
そもそも、家事の時短って何から手をつけていいのか分からない。

昔はワタシもそう思っていました。でも、仕事で実践している業務プロセス改善のメソッドを取り入れると、何をしなければならないかが見えてきました。

家事の時短には3パターンの方法があると考えています。

  • ひとつの家事そのものを無くしてしまうこと
  • ひとつの家事にかかる時間を減らすこと
  • 複数の家事を組み合わせて全体の時間を減らすこと

中でも取り組みやすくアイデアを練るのに時間がかからないのは2番目の「ひとつの家事にかかる時間を減らすこと」。家事そのものを無くすのには誰しも不安と躊躇がありますし、どの家事を組み合わせれば質を変えずに作業時間が減らせるか、なんて思い付くのにも少しエネルギーが必要そうです。

その点、「ひとつの家事にかかる時間を減らすこと」なら、普段やっている作業そのものを見直す作業なので一定のルールに沿って無駄がないか自分の動作を追ってみれば発見があることが多く、変えやすい。

時短に向けて新しいやり方を考えるときのルールは3つ。

  • 考える時間を減らす
  • 探す時間を減らす
  • 移動する時間を減らす

例えば、以前記事にした朝、悩まない!洋服決め打ちコーディネート」は、仕事服のコーディネートを季節ごとに決めてセットした状態にすることで、服の組み合わせを「考える時間を減らす」ようにしています。

朝、悩まない!洋服決め打ちコーディネート朝の服選びの時間を削減。毎シーズン洋服のコーディネートを固定化してしまう時短ルールをご紹介します。...

一緒に使うモノを近くに収納する

家事の時短、仕組み化のコツは距離の短さ

今回、ストレス軽減!と思った手順の変更は、「移動する時間を減らす」もの。

保育園のエプロンやお手ふきタオルなどは洗面所のリネン庫に保管してあります。これに対して、お名前スタンプを押した保育園用のオムツは、洗面所を出てすぐのところにある納戸の置いてありました。よって、保育園の準備をするためには、洗面所と納戸を行き来する必要があります。

変更したのはオムツの置き場所。
リネン庫の幅がオムツ2パック分とピッタリであることを発見したので、納戸から保育園用のタオルる類と同じリネン庫の中へオムツの保管場所を変更しました。

その結果、洗面所で保育園の準備を終わらせることができるようになったので、納戸との間を行ったり来たりする必要がなく、わずか10歩くらいであるものの時間の削減になりました。リネン庫の前に立って、オムツとエプロン類の袋をさっと取って、鞄にぽいっ。時短!!!

保育園の忘れものを防止する仕組み。毎朝の保育園の持ちもの、忘れものを減らした「3セットパッケージ化」の仕組みをご紹介します。...

ひとつの家事にかかる工数をカウントしてみよう

ムダ探しのメソッド

まめか
まめか
でも、どの家事にムダが潜んでいるかってどうやって見つけたらいいの?

車の製造ラインなどで用いられる業務プロセス改善では、改善するポイントを探すために、見える化をします。例えば、次のような作業。

  • ある作業にかかる工程を全て書き出す
  • 各工程をフローチャートにして見える化
  • 各工程にかかる時間を計測(秒単位)

家で秒単位の計測をする必要はありませんが、工程を書き出すというのはオススメの方法です。その中であっちに行ったりこっちに行ったりする「歩く」動作が多いものは、改善ポイント。純粋に歩数が減らせるように物を配置してみると、劇的にストレスが改善する場合があります。

例えば、オムツの保管場所変更による保育園準備の時短の例では、Before→Afterでこんな感じに工数が変わっています。

Before!オムツ保管場所変更前=10工程

  1. 洗面所に行く
  2. リネン庫を開く
  3. タオル類をまとめた袋を取り出す
  4. リネン庫を閉じる
  5. リビングの納戸に行く
  6. 納戸の扉を開く
  7. 保育園用のオムツを3枚取り出す
  8. 納戸を閉める
  9. タオル類とオムツを保育園カバンに入れる
  10. 玄関の扉に保育園カバンをかける

After!オムツ保管場所変更後=7工程

  1. 洗面所に行く
  2. リネン庫を開く
  3. タオル類をまとめた袋を取り出す
  4. 保育園用のオムツを3枚取り出す
  5. リネン庫を閉じる
  6. タオル類とオムツを保育園カバンに入れる
  7. 玄関の扉に保育園カバンをかける

移動する時間に加えて、納戸を開け閉めする手間も省けたことが数秒単位で導線を良くしてくれたポイントです。

まとめ:一緒に使うものをまとめて置く

保育園のタオル類とお名前スタンプ入りオムツ。
一緒に使うものを同じ場所に置くようにしたら、保育園準備でムダな動きをすることがなくなり、家事時短に繋がった例をご紹介してみました。

いまはリネン庫の一番下の段にオムツが、下着類の引出しを挟んで上の方に保育園のタオル類が保管されています。欲を言えば、さらに近づけたい。すぐ隣に置きたい。オムツと保育園のタオル類を上下接した段に収納すればさらにササっと短時間で保育園準備が出来るようになるはず。

家の中でも外でも「移動する時間」というのは、その時間の間で考え事をするとか、勉強をするといった時間に充てていない限り、価値を生まない時間(= Non Value Added Time)です。限りある時間をいかに価値を生む時間に変換していけるかが、ワーママの時間創出の最大のポイントだと考えています。

みなさんの生活の中で、ムダだなーとぼんやり思うもの、ぜひ工数や目的を書き出してみて、Non Value Added Timeな時間を探してみてください。そこが改善ポイントです!

Least Cost More Value.
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 

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